毎夜おはなしすること

むかしむかしあるところにおぢいさんとおばあさんがすんでいました。

おぢいさんは山へ芝刈りに。おばあさんは川へ洗濯に行きました。
おばあさんが川で洗濯をしているとぉ〜・・・『どんぶらこぉ〜どんぶらこぉ〜』大きなお尻が流れてきました。

おばあさんはびっっっくり。その大きな桃をおうちへ持って帰りました。


しばらくするとおぢいさんが帰ってきたので、その桃を食べようと包丁で『えいっ！』


『ぱかっ』


するとどうでしょう、大きな桃からかわいい〜赤ちゃんが出てきました。

二人はびっくり。その赤ちゃんに『モモタロス』と名前をつけました。


桃太郎はすくすくと大きくなって、１０才になったある日、おぢいさんとおばあさんに言いました。

「おぢいさん、おばあさん、今まで育ててくれてありがとう。私はこれから鬼が島へ鬼退治に行ってきます」

そんな桃太郎におばあさんはきびだんごを持たせてあげました。


桃太郎が鬼が島へ向かっている途中、一匹の犬に出会いました。

「ワンワン！ワン！ワワワワン♪」

何を言っているのか分かりません。
あまりに犬がしつこいので、きびだんごをあげてみました。
すると付いてくるので仕方なく一緒に行く事にしました。


しばらくすると、今度は一匹の猿に出会いました。

「ウキッ！ウキキッ！ウッキ〜♪」

何を言っているのか分かりません。
あまりに猿がしつこいので、きびだんごをあげてみるとやっぱり付いてきます。仕方なく桃太郎は犬と猿と一緒に鬼が島へ向かいました。


しばらくすると、今度はキジに出会いました。

「ケン！ケケケン！ケ〜ン♪」

何を言っているのか分かりません。
あまりにしつこいので、きびだんごを・・・あっ・・・もうきびだんごがありません。


キジは寂しそうに付いてきました・・・。




桃太郎は犬と猿とキジと一緒に鬼が島を目指しました。
意外に早く着きました。
鬼が島では、鬼達が飲めや歌えや大騒ぎ。宴会の真っ最中。

『突撃ぃ〜！！』

犬は鬼の足に噛み付き

猿は鬼の顔を引っ掻き

キジは鬼の体を突っつき

「覚悟しろぉ｜」
『ぶしゃぁぁぁぁ〜』
桃太郎はとうとう鬼の大将をやっつけました。

鬼は「許してください桃太郎さん。村人から奪った宝物は全部返します。許してくださぁ〜い！」

こうして桃太郎は、宝物をいっっっっぱい持って村へ帰って行きましたとさ。

めでたしめでたし。






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